バーチャルゴルフリーグTGLを始めとするスポーツと裸眼3D技術の絶妙な親和性とその発展性
タイガー・ウッズとローリー・マキロイが発案・設立したリアルとバーチャルが融合した新しいゴルフリーグ「TGL」。PGAツアーのトッププレーヤーたちが6つのチームに分かれ、ゴルフと最先端テクノロジーを融合させた約2時間のチーム戦。




これまでのゴルフはリアルなオフラインだったが、それを世界中に発信すべく、リアルとバーチャルが融合した新しいゴルフリーグとして設立された「リアルゴルフとバーチャルゴルフが融合する新時代のゴルフ」と謳われているTGL(Tomorrow’s Golf League)はその言葉通り未来のゴルフの形。
2025年2月17日はボストンCGに所属する松山英樹が日本人として唯一の参加。ローリー・マキロイ(北アイルランド)、キーガン・ブラッドリー(米国)とともにザ・ベイGCと対戦する。

新たなルールが採用されることがTGLから発表され、米ゴルフ界では、大きな話題になっている。チームとチームが激突する対抗マッチのTGLは、どのチームもそれぞれ4名で構成されているが、実際のマッチには3名が出場し、15ホールで競われるのが基本形とされている。
最初の9ホールは、3人のスコアのうちのベストスコアをチームのスコアとする「トリプルズ」が行なわれ、次なる6ホールは個人戦の「シングルス」となる。
これまでのルールでは、どちらのチームも「ハンマー」なるものを持っていて、それぞれのチームが選んだあるホールで「ハンマー使います!」と宣言すると、そのホールは獲得したポイントが倍増される仕掛けになっていた。
新ルールの下では、両チームともハンマーを3つ持つことができるようになり、「このホールはバーディーが取れるはずだ」「イーグルが取れるかも」「ここが勝負どころだ」などとチームが判断したら、「ハンマー使います!」と宣言し、ボーナスアップを図ることができる。
「ハンマー使います!」という仕掛けそのものは、なかなか面白い。形勢逆転のチャンスにも、勝敗の決定打にもなるだろうから、ドキドキ感も醸成される。
ところで、このハンマーをPGAツアーの試合にも「常備」して、ここぞというホールで選手が「使います!」と宣言する仕掛けにしたら、果たして何がどうなるか?

このとても斬新なスポーツの「エンタメ化」の仕掛けは、ゴルフ業界の盛り上がりと収益の増大を狙ったものだ。さらにこれが今後様々なスポーツへと波及し、デジタルスポーツの先駆者となると考えられている。
昨今あらゆる分野のコンテンツがユーザーのデバイスで手軽に見られる時代において、裸眼3D技術は特殊なデバイスを必要とする為その市場の拡大性が心配されてきた。一方で裸眼3Dディスプレイの魅力はその場でしか見られない臨場感やエンタメ性。そのインパクトを通し、来場客の動員やイベントの差別化として用いられている。これからスポーツのデジタル化が進む一方で、イベント体験会場が世界各国に設置されていく。その会場でしか味わえない体験を演出するためには裸眼3Dディスプレイの衝撃と話題性はとても期待されている。
今後はスポーツイベントだけはなく多くのシーンに裸眼3Dディスプレイの導入が予定されている。